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2014-07-17 10:00

電気自動車

設備を無料で設置 ファブスコが電気自動車の充電器に関するインフラ普及事業を推進

PHV・電気自動車用充電器
充電器を無償で設置するのにくわえ、設置場所の提供者を募集
九州および近畿にて省エネ・発電事業を手がけるファブスコ株式会社は、PHV・電気自動車用充電器を商業施設などの駐車スペースを提供する事業者へ無償で設置する事業を2014年7月10日より開始した。それにくわえて、ファブスコは今回のインフラ普及事業に合わせて、2014年7月15日より、設置場所への提供者の募集をしている。

この取り組みは、西日本(九州電力管内と関西電力管内)を主な対象地区とし、国の充電器インフラ普及政策に基づいて電気自動車ユーザーが航続距離を気にせず走行できる環境を生み出すためのものであり、自動車ユーザーと設置場所提供者双方にメリットを生み出すものである。

国の目標である電気自動車普及の時代を踏まえて行われている
今回の事業は、国が目標としている8年後の年間電気自動車販売台数が34倍となり、5台に1台は電気自動車となる時代が到来するのを踏まえて行われた。

事業は急速充電器を設置する場合、通常500万円ほどの設置費用が発生する設備だが、費用をかけることなく設置することができる。

なおこの事業による設置場所提供者のメリットは、早い段階での充電器設置場所としての認知度を高めることや、自動車ユーザーに告知される充電スポットとしての広告効果が期待できるため、同業他社との差別化や、集客や顧客の囲い込みなどをリスクがなく行える事である。

費用に関しては8年間の運用状況や月々の電気代・保守管理費をファブスコの子会社にて一括管理で負担をするため、設置場所提供者にはリスクがない。

なお、充電器の設置によって電気自動車のドライバーが充電することを利用して、店舗・施設内への誘導ができるほか、充電器がない類似施設との差別化を図れる。電気自動車の充電時間は急速なら20〜30分、普通充電で1〜6時間がかかるため、設置施設に適した提案を進めるとしている。

この充電器だが、使用機種はパナソニック製の普通充電器と、新電元工業製の急速充電器のPHV・電気自動車充電器を使用することにより、メーカー側からも協力を得ている。設置契約数は2014年内に300契約500基を目標としている。

ファブスコはこの分野の管理事業を他業者設置機器まで広げてアフターサービス分野での収益確保も想定している。


外部リンク

ファブスコ株式会社 プレスリリース(ValuePress!)
http://www.value-press.com/pressrelease/128301
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