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2014-08-20 20:00

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凸版印刷が北九州市での実証実験を継続して実行

北九州スマートコミュニティ実証事業
レコメンドシステムは凸版印刷と富士通が共同開発
凸版印刷株式会社は、2012年度、2013年度と行ってきた「北九州スマートコミュニティ実証事業」の2014年度の事業を2014年8月18日から実施する。実証実験の実施期間は、2014年8月18日~9月12日(平日のみ)である。(凸版印刷株式会社HPより)

この事業は2010年4月から経済産業省が推進している「次世代エネルギー・社会システムの実証」地域の一つとして、福岡県北九州市の八幡東区東田地域にて実証実験が行われている。

それと同時に、システムは凸版印刷と富士通株式会社が2013年に共同で開発した次世代レコメンドシステムの「VIENES(ヴィエネス)」を活用しており、スマートメーターが設置された約100世帯から取得した電力データを分析している。

「ナッジ」の活用によるインセンティブの付与
今回は、世帯や個人における情報のジャスト・イン・タイムな配信による反応率および、省エネ・節電効果の定量的な検証を行う。

いままでは、節電行動を促進する方法の代表例として、経済的なインセンティブを付与する方法がまずあげられていた。しかしそのためにはインセンティブ付与のための原資を十分に確保しなければならず、それが課題となっていた。

そこで、行動経済学の「ナッジ(nudge)」(『選択を禁じることも、経済的なインセンティブを大きく変えることもなく、人々の行動を予測可能な形で変える方法』)に着目し、活用することで原資負担を最小限にして効率的な行動促進につなげることができるかをこの実証実験にて確認する。

凸版印刷は今後、低炭素化社会の実現に向けた効率の良いエネルギーマネジメントシステムの開発・事業化に向け、本実証実験の結果を活用していくと同時に、エネルギーサービス提供事業者に有効なソリューションを提供していく。


外部リンク

凸版印刷株式会社 ニュースリリース
http://www.toppan.co.jp/news/2014/08/newsrelease140815.html
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