2013-09-29 20:00
太陽光発電
中国、太陽電池モジュールの生産、年間22,749MWに6年連続で世界トップ

中国66%、日本9%
市場調査報告書の販売を行うグローバルインフォメーションは、9月25日、市場調査会社GlobalDataが発行した報告書「Solar PV Modules - Market Size, Annual Production, Average Price, Competitive Landscape and Key Country Analysis to 2020 (世界の太陽電池(PV)モジュール市場:市場規模、年間生産量、平均価格、競合情勢、主要国分析)」の販売を開始した。この調査報告によれば、太陽電池モジュールの生産量において中国は2007年から6年連続でトップの座を維持しており、2012年には、22,749MW(MW)の太陽電池モジュールが中国で生産されている。
シェアで見ると1位は中国で66%、2位の日本は9%で生産量は3.03GWとトップとの差は大きい。
成長局面から調整局面へ
2006年から2011年にかけ、太陽電池モジュールの設置件数が大幅に伸び、2008年から2011年までは累積発電能力が毎年50%以上増加している。年間の設置件数は2006年の1.43GWから2011年の28.94GWへと増えており、これはスケールメリットの拡大や新技術の登場、各国政府の政策や制度上の支援策などを受けたものである。
2012年に入ってからは設置件数が一時的に減少しているが、これは業界全体が当初の成長局面から調整局面へと移行し始めたことにあり、太陽光発電業界にとって重要性の高い国々の政府が支援策の縮小や、打ち切りを行ったことが原因である。
また、2012年の年間設置件数は30.25GWと、2011年の28.94GWから小幅な伸びにとどまっており、2013年にはスペイン、イタリア、ドイツなどでも政府の支援策縮小が相次ぎ、設置件数は25.38GWまで落ち込む見通しであるが、報告書では2014年から2020年にかけては着実に増えていくと見ている。
外部リンク
グローバル インフォメーション│プレスリリース
http://www.gii.co.jp/press/8484.shtml
関連する記事
-
2020-05-03 17:00
-
2020-05-03 06:00
-
2020-05-03 05:00
-
2020-05-02 21:00
-
2020-05-02 21:00