2013-10-09 11:00
エコ
インドネシア 再生可能エネルギーにスーパーソルガム

インドネシア リアウ州の苦悩
2013年10月6日、株式会社シスウェーブホールディングスは、同社がインドネシア共和国リアウ州政府と共同実証実験をしていたスーパーソルガムについて、その成果を公表したと発表しました。(画像は株式会社シスウェーブホールディングス プレスリリースより)
スーパーソルガムとは、バイオエタノールの原材料として日本が世界に対して提案をしている植物で、リアウ州が着目する再生可能エネルギーです。
リアウ州は、石油などの天然資源に恵まれた土地ですが、石油の枯渇が心配されていて、代替になるエネルギー資源を探していました。リアウ州は日照時間が短く、土壌も植物の栽培には不適当とされてきました。
スーパーソルガムの栽培
スーパーソルガムとは、イネ科のソルガムという植物を品種改良したもので、日本が産学協同で開発をしました。強い生命力が特徴で、生育条件が厳しい環境であっても栽培が可能だと考えられています。今回の実証実験では、リアウ州の限界耕作地であってもその成長と収穫量において満足な結果を得ることができました。
これからの日本とインドネシア
今回の結果を受けて、スーパーソルガムの栽培面積を増やす他、搾りかすを利用した家畜飼料や食料としての可能性を検討しています。また、こうした様々な産業ができることで、地域の経済が潤う「地域循環型経済」を目指すべく、パイロット運用を計画しているとのこと。
このパイロット運用にシスウェーブホールディングスも参画する可能性があり、今後スーパーソルガムを通して日本とインドネシアの経済交流が一層深まると期待されています。
外部リンク
株式会社シスウェーブホールディングス プレスリリース
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000008343.html
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