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2014-02-17 10:00

エコ

国宝を保護するエコスイッチ!奈良・當麻寺のLED照明

當麻寺
電源、配線、メンテナンス不要
ローム株式会社は2月7日、日本の寺社として初めて、奈良・當麻寺で同社のEnOceanスイッチシステムが採用されたと発表した。
(画像はプレスリリースより)

国宝や重要文化財を多数収蔵される伽藍三堂(本堂、金堂、講堂)のLED照明用スイッチとして1月中旬に設置を完了し、歴史的にも価値の高い建造物を傷つけないシステムとして高く評価されている。

建物自体が国宝、重要文化財の難プロジェクト
當麻寺は飛鳥時代に創建され、白鳳・天平様式の大伽藍を有しており、金堂の弥勒仏や四天王などの白鳳美術をはじめとした歴史的に重要な寺宝・文化財を多数収蔵されている。建造物を傷めないためにはネジを使用せず、余分な配管、配線を無くす必要がある。
當麻寺
(画像はプレスリリースより)

今回採用されたEnOceanスイッチシステムはボタンを押したエネルギーで離れた場所の照明を点灯するという究極のエコを目指したシステムだ。

施工は美術館・博物館などの照明を専門とする株式会社灯工舎、太陽光に近い「自然光LED」はシーシーエス株式会社が提供している。ローム株式会社はヨーロッパで生まれたエネルギーハーベスティングの普及団体、EnOcean Allianceにアジア唯一のプロモータとなった。

京都発祥の同社が展開するプロジェクトが日本の文化財の価値を再認識させたことは感慨深い。



外部リンク

ローム株式会社 プレスリリース
http://www.rohm.co.jp/
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