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2014-03-10 12:00

エコ

関西電力、下水熱を利用した給湯・暖房システム

下水熱
未利用の都市熱源
関西電力株式会社は2月26日、下水熱を利用した業務用のヒートポンプ給湯・暖房システムを開発したと発表した。今まで未利用であった、都市部に張り巡らされた下水管路を流れる未処理下水を熱源にする。

(画像はプレスリリースより)

大学、民間企業と共同で受託した独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「都市域における下水管路網を活用した下水熱利用・熱融通技術」の研究開発の成果だ。

給湯・暖房にかかるランニングコストを7割削減
従来は法律上認められなかった下水管からの取水を、「都市の低炭素化の促進に関する法律」で特例として認め、利用が可能となった。水中のゴミを取り除くスクリーンは2方式を開発、未処理下水を熱交換器に送ることでヒートポンプが熱を取り出す。

従来のシステムに比べて総合効率は約2倍、給湯・暖房にかかるランニングコストを7割程度削減できる見込みだ。

同社は今後、ホテル、病院や福祉・温浴施設などで本システムを活用、引き続き、省エネ・省CO2に資する活動を積極的に進めていくとしている。


外部リンク

関西電力株式会社 プレスリリース
http://www.kepco.co.jp/
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