2014-03-20 18:00

太陽光発電

住友電工、PLCメガソーラー監視システム

電力線通信
DC高電圧電力ケーブルで情報伝送
住友電気工業株式会社は3月12日、電力線通信(PLC)技術を用いたメガソーラー監視システムの実用化に成功したと発表した。

(画像はプレスリリースより)

別途通信回線を布設することなく、メガソーラーの稼働状況をリアルタイムに監視することが出来る。

高信頼性と低コストを両立
既存の監視システムでは、情報の伝送に専用の通信線(RS485)を使っていた。通信線を別途布設する必要があるうえに、端末装置が必要とするAC電源線も必要となり、コスト高となっていた。

新システムはPLCを使用することで、通信線を不要とすることに成功、さらに端末動作の電源もソーラー電力線から取れるようになっている。PLCで問題となる電源ノイズ、雷サージに対しても同社独自の対策を施し、信頼性を高めている。

PLCの基本原理は公知であるが、メガソーラーで600Vから1KV以上となる、高い直流電圧に適用できるシステムは同社が初めて。一般に20年の長期運用となるメガソーラー、信頼性の優劣が今後ますます重要となっていきそうだ。


外部リンク

住友電気工業株式会社 ニュースリリース
http://www.sei.co.jp/news/press/14/prs014_s.html
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