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2014-03-25 00:00

エコ

大幅エコ化のデータセンター向け統合空調制御システム NTTファシリティーズ

空調機
社会の大電力消費処にメス
株式会社NTTファシリティーズ(代表取締役社長 筒井 清志)は、従来の冷水利用空調システムに比べ最大30%の電力消費削減を実現した統合空調制御システム「Unified Cooling」を3月18日から提供開始している。

(NTTファシリティーズHP)

そもそも冷水利用型の空冷システムは、水を冷やす装置である「チラー」、水を循環させる装置である「ポンプ」、そして実際に冷房を行う「空調機」の3ユニットからなるものだ。

従来は3ユニットの連携不備(それぞれが別メーカー製であること等により)から常に最大の冷房負荷を想定した運転を余儀なくされるケースが多いなど、必要以上に電力消費をしてしまう傾向にあるのが難点だった。

三位一体の合理的システム
同社が今回開発したシステムはデータセンター向けに特化し、「チラー」と「ポンプ」を柔軟に統合制御する。

その上で専用コントローラーを用いることで、空調機を含むユニット全体の状況を把握しつつデータセンター内の温湿度に合わせて「チラー」と「ポンプ」の設定値を逐次調整できるという優れものだ。

情報通信機器の高性能化とそれを伴うサービスの増大に比例するように、通常のオフィスの10倍といわれるデータセンターの消費電力は増加の一途をたどってきたが、その約3割を占める空調システムの省エネ化により、経済コスト面、社会環境面の両方において改善の光明が差し込まれることが期待される。


外部リンク

NTTファシリティーズ
https://www.ntt-f.co.jp/

NTTファシリティーズ ニュースリリース
https://www.ntt-f.co.jp/news/heisei26/h26-0318_1.html

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