• TOP
  • >
  • エコ
  • >
  • 鶏糞でバイオマス発電、十文字チキンカンパニーが発電事業に参入
2014-03-30 16:00

エコ

鶏糞でバイオマス発電、十文字チキンカンパニーが発電事業に参入

バイオマス発電所
燃焼後の灰も再利用
養鶏・食肉生産を行う十文字チキンカンパニーは3月27日、岩手県九戸郡において、鶏糞を燃料とするバイオマス発電所を建設し、発電事業に参入すると発表した。

同社はこの発電事業を通じて地元のバイオマス資源である鶏糞をクリーンエネルギー源として活用し、燃焼後の灰は肥料原料として活用し資源の循環を維持する。

また、同社は「人・動物・環境の健康を考える」を企業メッセ―ジとし、地球温暖化対策としてのCO2削減、国のバイオマス発電目標にも貢献できると考えている。



1日400t消費で6MW
同社は、既に宮崎県2ヶ所、鹿児島県1ヶ所の3ヶ所で鶏糞発電プラントを運営しており、今回、岩手県に建設する施設は九州以外では初のプラントとなる。

今回の再生可能エネルギー固定価格買取制度を利用し鶏糞を燃料としたバイオマス発電事業は、食鳥業界単独企業としては最大規模となる見込みだ。

岩手県に建設する発電所の敷地面積は、約2万3,700平方メートル、使用燃料は鶏糞400トン/日で発電出力は6,250kW。

発電した電力は養鶏所内でも使用し、所内使用電力を差し引いた送電能力は4,800kWとなる。

今年5月に着工し、竣工、試運転を経て、2015年12月に営業運転を開始する。


外部リンク

十文字チキンカンパニー│バイオマス発電所の建設について
http://www.chicken.co.jp/news/
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • twitter
  • facebook