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2014-03-30 12:00

太陽光発電

住友電工が集光型太陽光発電装置を製品化、宮崎大学の研究設備で活用

追尾型
次世代の発電システムとして期待
住友電気工業は3月27日、集光型太陽光発電装置(CPV)を製品化し、国立大学法人宮崎大学の木花キャンパス内に設置、発電を開始したと発表した。

次世代の発電システムとして期待されるCPVは、高日射環境において結晶シリコン太陽電池など従来型の太陽光発電システムと比較して、優れた発電能力を発揮する。

同社は2010年から、「薄型」でかつ「軽量」を特長とするモジュールの開発に着手し、2012年から社内でシステム実証運転を行ってきた。

今回、宮崎大学がこの開発成果を評価し、2014年3月19日から同社のCPVを将来有望な次世代型太陽光発電システムと位置付けた研究設備として活用することとなった。

(画像はプレスリリースより)

発電効率は約2倍
設置されたCPVは、64モジュール搭載システム2基で、モジュール定格出力は2基合計で15kW以上。

発電出力を落とすことなく「絵」や「文字」をモジュールに映し出すこともでき、1基には全面に大学ロゴマークを表示している。

CPVは発電効率が極めて高い化合物半導体の発電素子を用い、太陽を正確に追尾しながらレンズで直達日射光を集め発電する仕組みとなっている。

標準的な結晶シリコン太陽電池と比較すると、発電効率は約2倍で、また発電素子の温度依存性がほとんどないことから、CPVは直達日射量が多く気温が高い地域で有効な発電システムとして期待されている。


外部リンク

住友電工│プレスリリース
http://www.sei.co.jp/news/press/14/
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