2014-03-31 21:00
エコ
阪神電鉄が鉄道高架下に植物工場を設置、三菱化学がシステム提供

ベビーリーフを栽培
三菱化学は3月26日、同社の植物工場システムを阪神電気鉄道に販売したと発表した。阪神電気鉄道では、2012年2月より鉄道高架下(大物駅~杭瀬駅間)に「阪神野菜試験栽培所」を設け、グリーンリーフレタスを水耕栽培し、阪神電鉄のネットワークを活用し、系列のデパート、ホテル、コンビニ等に販売している。
今回、植物工場を設置するのは尼崎センタープール前駅高架下で、新たな品種を栽培するとともに、これまでのグリーンリーフレタスを大幅に増産する。
この植物工場は、面積139.06m2、水菜、ルッコラ、タアサイ、レッドアジアンマスタードなどのベビーリーフを栽培する予定で、2014年3月に竣工し、4月からの出荷開始を予定している。
(画像はプレスリリースより)
LED照明で光合成
今回、三菱化学の販売したシステムは、太陽光ではなくLED照明や蛍光灯によって植物の光合成を促す完全人工光型の植物工場。鉄道高架下などの日照の少ない場所にも設置することができ、工場内部は空調により温度が一定に保たれ、また、土を使わない水耕栽培で、農薬を使用せずに新鮮で安心な野菜を安定して栽培することが可能である。
阪神電気鉄道では、「水の畑でやさしく育った」をキャッチコピーに、阪神野菜栽培所の野菜全てに 「HANSHIN 清らか野菜」というブランド名称を付け、ロゴマーク及びパッケージを一新し販売していく。
外部リンク
阪神電気鉄道│プレスリリース
http://www.hanshin.co.jp/company
三菱化学│ニュースリリース
http://www.m-kagaku.co.jp/newsreleases/
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