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2014-04-08 11:00

太陽光発電

国内初 隠岐諸島にて再生可能エネルギー実証実験が2014年にスタート

再生可能エネルギー
再生可能エネルギー導入促進のための事業
風力発電と太陽光で発電はどちらも再生可能エネルギーではあるが、その発電の変動パターンは大きな違いがある。そこでこの二つの再生可能エネルギーを組み合わせて出力変動を抑制し、安定した発電を行うための国内初の実証実験が行われる。
これは環境省が以前から公募されていた表記事業に基づき、環境省が補助金を提供し、中国電力によって行われる。場所は中国地方にある隠岐諸島の西ノ島で、2014年中に始まる。

ハイブリッド蓄電池システムを設置
設置予定のハイブリッド蓄電池システムはこれらの二つになる。
・NAS(ナトリウム・硫黄)電池:出力 4,200kW
・リチウムイオン電池:出力 2,000kW
これらの蓄電池による効率的な充放電管理・制御手法などを地元自治体と連携して行う。

離島ゆえの発電環境
もともと隠岐諸島には風力発電が一カ所あり、さらにメガソーラーの建設も進んでいる。だが風力発電は風力によって短い周期で出力が変化、太陽光発電も雲の動きに伴い短い周期で出力が変化する。

くわえて離島というのは送電線が本土と連携されていないため、電力ネットワークの規模が小さくそのため発電出力が大きく変動し、そのため機器の誤作動などが生じる可能性がある。そのためこの変動分を調整して発電品質を保つことが必要となるためこの事業が進められた。

なおこの事業を進めるにあたり隠岐諸島における再生可能エネルギー導入拡大を図る計画があり、その詳細については決まり次第別途お知らせするとのこと。


外部リンク

中国電力 プレスリリース
http://www.energia.co.jp/press/14/p140401-1.html
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