2015-05-17 12:00
その他
ハワイ州、2045年までに100%クリーンエネルギーを目指す

すべての電力供給を再生可能エネルギーに
ハワイ州エネルギー局は、2045年までに、同州の電力を100%再生可能エネルギーでまかなう方針を示した。現在、ハワイ州の電力源は石油火力、石炭など、9割を化石燃料に依存している。州は、2008年より「ハワイ・クリーン・エネルギー・イニシアチブ」を開始。再生可能エネルギーの拡大と省エネルギー化を進め、2030年までに電力の7割を再生可能エネルギーでまかなう方針を打ち出した。
取り組みにより、2013年には再生可能エネルギーの比率が18.0%まで向上。太陽光発電、風力発電を中心に、再生可能エネルギーの稼働率が上がっている。
さらに、5月5日には、2045年までに、再生可能エネルギーの供給率を100%とする法案が議会で承認された。ハワイ州は、今後30年、段階を踏んで100%クリーンエネルギー島に生まれ変わろうとしている。
電気自動車やバイオ燃料の普及で、石油輸入額の削減も図る
ハワイ州では、自動車等の主な燃料である石油を輸入に頼っている。再生可能エネルギー拡大の一環として、電気自動車やバイオ燃料の普及も進めば、石油の消費量も削減する。州では、再生可能エネルギー比率が70%になれば、年間石油輸入額を約51億ドル削減できると見込んでいる。
(画像:ハワイ州エネルギー局より)
外部リンク
ハワイ州エネルギー局
http://energy.hawaii.gov/
Hawaii Clean Energy Initiative
http://www.hawaiicleanenergyinitiative.org
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