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2015-06-01 00:00

電気自動車

デンソーが超小型電気自動車を活用したエコ移動システムの運用を開始

超小型電気自動車
独立電源ネットワークシステム
株式会社デンソーは5月28日、超小型電気自動車を活用した独立電源ネットワークシステムを開発し、そのシステムを使った構内移動の運用を安城製作所でスタートさせたと発表した。

デンソーは2013年、名古屋大学と共同開発した車載電池を活用したモデル予測型エネルギー管理システムについても、実証実験を行い、電気自動車などに搭載されている車載電池をエネルギー管理システム(EMS)に組み込み、電気代を抑えるシステムの開発を行ってきた。

また、同社は電気自動車の蓄電池を走る動力源としてだけではなく、家庭への電力供給源として活用するための取り組みを進めており、同システムはこれを実現するものである。

このシステムは、超小型電気自動車を、移動可能な電源として利用するものであり、災害時などに商用電源が停止した場合でも必要な場所に移動させ、電力を供給することが可能となる。

直流のまま蓄電
同システムはピコグリッドシステムと呼ばれ、小規模な太陽光発電と蓄電池、超小型電気自動車を活用して電力を供給する独立型の直流分散電力システムに、車両管理システムを組み合わせたものである。

太陽光で発電した電力を直流のまま超小型電気自動車や蓄電池に蓄えることで、直流から交流への電力変換ロスを抑制し、効率的に自然エネルギーを活用することができる。

さらに、位置情報や充電状態を管理する車両管理するシステムによって、カーシェアリング機能の提供を行い、構内移動手段として用いることで社員証を超小型電気自動車の鍵として使用することも可能になる。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

デンソー株式会社 ニュースリリース
http://www.denso.co.jp/ja/news
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