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2015-06-11 07:00

蓄電池

米・IPL社が電力網向けのエネルギー貯蔵システムを開発

IPL
蓄電池ベースに構築 電力網の信頼性アップと電力コスト削減
6月4日、アメリカのIndianapolis Power&Light Company(IPL)は、電力網向けのエネルギー貯蔵システムを開発したことを発表した。

これは、蓄電池をベースに構築されたエネルギー貯蔵システム。互換性の高い20MWのエネルギーを供給し、40MW相当のフレキシブル・リソース電源として、電力網で活用できる。

システムの導入により、電力網の信頼性を向上し、消費者に低価格で電力を提供することが可能になる。

ピーク時にはアンシラリーサービスにも活用
IPLは、アメリカのエネルギー会社であるAESエネルギー・ストレージの子会社。電力網向けエネルギー貯蔵システムの大手である。

今回提供されるシステムは、アメリカ中西部の内陸独立系統運用機関であるMISOに供給される。エネルギー貯蔵システムを利用するサービスは、MISOにとって初の事業となる。

システムは、エネルギーピーク時などに対応するアンシラリーサービス(周波数制御などの系統運用関連サービス)にも活用される。

IPLは、インディアナ州の首都圏開発委員会から、マリオン郡への蓄電設備投資について、10年間、課税額削減の許可を得た。これにより、IPLの顧客の電力料金も削減することができる。

(画像:IPLウェブサイトより)


外部リンク

IPL
https://www.iplpower.com/

IPL/ニュースリリース
https://www.iplpower.com/Newsroom
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