エネクトニュース

8月31日、丸紅株式会社と楽天株式会社は、低圧需要家向けの電力小売事業に置いて業務提携を結んだことを発表した。2016年4月の電力自由化を機に、事業者向けに電力販売を行っていく。

国内最大のインターネットサービス会社と総合商社との異業種企業間の業務提携が結ばれた。両社は、2014年10月以来、電力事業やHEMS開発などについて協力体制を築いてきた。今後拡大される電力自由競争の原動力として、利用者に新たな選択肢を提供することとなる。

電力の供給は、主に楽天市場に出店している低圧電力を使用する事業者や、楽天トラベルに加盟している宿泊施設を対象とする。

楽天は、同社のポイント制度や決済サービスと、簡易HEMSを活用した新たなサービス開発も計画しているという。この事業を通して、楽天スーパーポイントを核とする「楽天経済圏」を拡大していくとしている。

丸紅は既に世界23か国で電力事業を行っており、総計10GWを越える発電容量を保有している。国内では水力や洋上風力など、再生可能エネルギーによる発電の開発促進にも取り組み、今後も電力の小売事業に力を入れていく。

両社は、新しい電力小売ビジネスモデルを確立し、健全な電力市場の発展に貢献していく意向だ。

（画像：丸紅株式会社ウェブサイトより）

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丸紅株式会社
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