2015-09-21 08:00
太陽光発電
東京大・宮崎大、太陽電池から高効率な水素生成に成功

世界最高効率のエネルギー変換効率24.4%が実現
東京大学と宮崎大学の研究グループが、太陽電池で得た電力で水を分解し、太陽光エネルギーの24.4%を水素として蓄えることに成功。Applied Physics Express誌で発表された。これまで、太陽光からの水素生成は、エネルギー変換効率10%以下であった。今回の研究成果は世界最高効率となる。
研究グループは、高品質な半導体によって発電する集光型太陽電池を利用し、水の電気分解装置と電気的接続法を改良し、高いエネルギー変換効率を実現した。
化石燃料の代替エネルギーとして需要拡大
このことから、現在は化石燃料から作られている燃料電池自動車の水素を、太陽光から生成することが現実的となった。
研究システムに使われた装置などはすでに市販されている物で、水素を高効率に製造することは現在の技術で実現可能である。今後は、システムの低コスト化や耐久性の向上を追求する。
(画像:ニュースリリースより)
外部リンク
東京大学工学部
http://www.t.u-tokyo.ac.jp
東京大学・宮崎大学/ニュースリリース
http://www.t.u-tokyo.ac.jp/pdf
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