• TOP
  • >
  • 太陽光発電
  • >
  • 次世代送電システム、実用化レベルに向けた実証試験を開始
2015-09-29 17:00

太陽光発電

次世代送電システム、実用化レベルに向けた実証試験を開始

超電導直流送電
超電導送電の実証試験を開始
中部大学が参加している石狩超電導・直流送電システム技術研究組合は、経済産業省から委託された「高温超電導技術を用いた高効率送電システムの実証事業」の実証試験として、太陽光発電所からさくらインターネット株式会社 石狩データセンターへの超電導直流送電を開始した。
次世代送電システムの実用化に向け
超電導送電とは、超電導体を極低温にすることで、電気抵抗がゼロになるという送電システム。送電ロスの低減や送電容量の増大が可能であり、次世代送電システムとして実用化が期待されている。

今回の実証試験では、データセンターへの送電によってシステムの通電安定性を検証し、課題を抽出するものだ。送電元は出力200kW、さくらインターネットが建設した太陽光発電所を使用し、大きな電力需要を有する石狩データセンターへ送電を行う。

送電ロスを抑えた電力供給を
電力は直流のまま、超電導送電で石狩データセンターへ送電する。データセンター内では直接サーバに給電され、交流・直流の変換ロスはないものの、超電導を使うことによって電路のロスを低減することが可能になる。

実用化すれば送電効率の向上、それに伴う電力供給の低コストを実現できる。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

中部大学のプレスリリース
http://www.chubu.ac.jp/news/detail-2803.html
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • twitter
  • facebook