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2014-11-19 08:00

電気自動車

日立、EVの走行可能距離を2倍にするリチウムイオン電池を開発

日立製作所
3次元の電極構造で高出力を実現
11月14日、株式会社日立製作所は、電気自動車の走行可能距離をこれまでの2倍にするリチウムイオン電池を開発したことを発表した。

新しく開発されたのはエネルギー密度335Wh/kg(従来比2.6倍)・出力密度1600W/kgのリチウムイオン電池。「リチウムイオン電池応用・実用化先端技術開発事業」の一環として研究が進められていた。

このリチウムイオン電池は、電極構造を3次元で可視化し、活物質の分布を最適化する技術を用いて高出力を実現。電気自動車の走行距離を約2倍にすることが可能になった。

また、リチウムイオンを多く充放電できるシリコン系素材を利用することで、高電圧化でも寿命を低下させず長寿命化に成功した。

走行距離の向上がEV普及の課題
EVの普及拡大には走行距離の伸張が求められている。同社はこの課題を解決するため、主に「高エネルギー密度化と高出力化技術」、「高エネルギー密度化と長寿命化技術」について研究を続けてきた。

この研究の成果は、11月19日から京都で開催される第55回電池討論会で発表される予定となっている。同社では2020年頃を目標にこの技術を用いたリチウムイオン電池の実用化を目指し、研究開発に取り組んでいく。

(画像はニュースリリースより)


外部リンク

株式会社日立製作所
http://www.hitachi.co.jp/

株式会社日立製作所/ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New
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