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2014-12-26 12:00

エコ

光触媒と太陽光による水浄化技術 パナソニック

水浄化
一国に5000万人もいる“飲料水被害”にあう人々
パナソニックは新構造の光触媒粒を水中に分散させることで水を浄化する新技術を開発し、この技術を新興国の小規模な独立型の水浄化装置へ応用するプログラムを進めている。

例えばインドでは12億人の人口うち7割が地下水を飲み水として用いているが、インドの地下水にはヒマラヤ山系の鉱脈からくるヒ素や皮なめし工場から出る六価クロムなどの有害物質が含まれており、現在でも5000万人にのぼる人々が健康被害に苦しんでいるという。

パナソニックはこのような世界各地での水問題解決のため、水中に含まれる有害物質を高速に処理し安全な飲料水を製造できる【光触媒水浄化技術】を開発し、その成果は先頃開かれた「エコプロダクツ2014」で初公開され話題を呼んでいた。

新構造の光触媒粒子がキメ手
【光触媒水浄化技術】は太陽光にも含まれる「紫外線」を有害物質の無毒化に用いている点が特徴で、水に混ざり込むと回収が困難だった光触媒粒子だが、パナソニックが開発した新構造の光触媒粒子は、水の浄化の過程で他の物質に結合されても本来の活性を失うことがない点で、安全な浄化技術となっている。

パナソニックでは浄化装置のメンテナンス頻度やコスト低減を図ることで新興国への技術浸透を促し、トラックで集落を回って水を供給する活動も視野に入れているとしている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

パナソニック プレスリリース
http://panasonic.co.jp/news/topics/2014/130902.html

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