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2015-01-24 18:00

蓄電池

車載用電池世界市場、2020年には約1兆5,000億円に

車載用電池世界市場
2014年に調査 矢野経済研究所が予測
1月19日、矢野経済研究所は、車載用電池世界市場の調査結果を発表した。

調査は2014年6月から12月にかけて、日系、韓国、中国の車載用電池メーカーおよび、日系、欧州、米国、その他の自動車メーカーなどを対象に行われた。

この調査における車載用電池とは、xEV(HEV、PHEV、EV)に搭載される二次電池(ニッケル水素電池)と、リチウムイオン電池をさす。

発表によると、2014年車載用電池世界市場は前年と比べ13.7%増加し4,309億5,000万円であった。容量は24.4%増加し、7,698MWhと見込んでいる。

ニッケル水素電池継続、リチウムイオン電池とPHEV向け電池も増加の傾向
これまで最も多く販売されているHEV(ハイブリッド電気自動車)は主に、ニッケル水素電池を採用している。調査では今後もニッケル水素電池が継続採用されると見込んでいるが、リチウムイオン電池の性能向上やコスト低減によって、搭載比率は変化していくと予測される。

また、PHEV(プラグイン・ハイブリッド電気自動車)の生産拡大により、PHEV向け電池の成長が高まっていくとみられている。

今後、日系自動車メーカーはHEVの販売をさらに強化し、欧州、米国自動車メーカーも環境保護への意識向上や排ガス規制に対応するため、電池容量の大きい車種の導入に取り組むことが予測される。

この状況から、同研究所では、2020年の車載用電池世界市場は1兆4,949億5,500万円、容量59,543MWhに成長すると予測している。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

矢野経済研究所
http://www.yano.co.jp/

矢野経済研究所/プレスリリース
http://www.yano.co.jp/press
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