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2015-02-17 08:00

蓄電池

三菱電機「再生可能エネルギー対応蓄電池制御技術」を開発

蓄電池制御技術
再エネ大量導入時も安定
三菱電機株式会社は、太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーを大量導入しても、電力需給バランスを保つことができる「再生可能エネルギー対応蓄電池制御技術」を開発したことを発表した。

小規模系統でも大規模な再エネを導入できる
今回開発された蓄電池制御技術は、出力変化量を推定して蓄電池の充放電を制御しバランスを保ち、安定した周波数の電力を供給可能となるので、電力系統への影響を抑えることができるとのことだ。

特長としては、個別に再生可能エネルギー発電量を計測することなく出力変化を推定するので、独立した小規模系統でも大規模な再生可能エネルギーを導入可能となっており、離島などでも使用できる。

電力系統で周波数が変化する前に蓄電池の充放電制御によって変動を抑えてくれて、各蓄電池の健康状態を推定して充放電制御することで余寿命の最大化も図ってくれるとのことだ。

蓄電池の健康状態は、三菱電機が保有する蓄電池評価データと各蓄電池の計測データから劣化状態をモニタリングすることで推定し、蓄電池のメーカーや種類にかかわらず対応可能となっている。

従来は電力供給のバランスをとって電力品質を維持し、系統容量5%程度しか再生可能エネルギーが導入できなかったが、今回の制御技術により、出力変化しても蓄電池を使用して電力品質の維持ができるようになり、規模に応じた蓄電システム構築により、再生可能エネルギーの大量導入も可能となった。

(画像はニュースリリースより)


外部リンク

三菱電機 ニュースリリース
http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/

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