エネクトニュース

金融・保険業を手掛ける大阪セキュリティーズ株式会社は、村の活性化に一役買う自然エネルギープロジェクトとして、【つくばね発電所】の開設資金ファンドの募集を開始している。

この【つくばね発電所】は、奈良県東吉野村において1914年から1963年までの半世紀にわたり稼働していた水力発電所で、当時地元の有力者であった船津弥八郎によって設立された吉野水力電気株式会社が経営母体となり電力を供給していたが、1963年には閉鎖されている。

今回のプロジェクトは、かつての【つくばね発電所】を小水力発電所として復活させようといいもので、その発電収益が村の活性化に役立てられる“地域還元”モデルともなっている。

【つくばね発電所】は川に流れる水を使い発電する小水力発電所として設計され、CO2や廃棄物も一切出すことがなく燃料も不要で、太陽光や風力と異なり24時間発電できることが最大の魅力の1つだ。

降水量が多く急勾配の河川が多い日本は、こうした水力発電に適した国土を有しているといえ、季節・時間帯にも関係なく安定して電力を創出できるこうした自然エネルギー発電所が、今後存在感を増していくことも予想される。

外部リンク

大阪セキュリティーズ
http://www.value-press.com/pressrelease/137587

東吉野村　つくばね小水力発電復活ファンド
http://www.musicsecurities.com