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2015-02-17 17:00

太陽光発電

大林組、技術研究所にスマートエネルギーシステムを完成

スマートエネルギーシステム
スマートシティ実証に
大林組は2月16日、同技術研究所においてスマートエネルギーシステムを完成したと発表した。

同システムは太陽光発電設備、マイクロコンバインド発電システム、大型蓄電池のように大型電源を分散させ、EMS(エネルギーマネジメントシステム)によって制御することで、再生可能エネルギーを最大限利用し、ビッグデータなどを用いた電力需給の予測とリアルタイムでの電力需要の把握に基づき、時々刻々と変動する需給バランスを調整するものである。

スマートエネルギーシステム
商用電力量20%削減
同システム構築のため導入されたSCIM(Smart City Information Modeling)はコンピューター上に街を丸ごと再現し、計画段階におけるシステムの最適設計や環境シミュレーション、施工段階における不具合防止、運営段階におけるエネルギーの見える化やインフラの維持管理など、街づくりのあらゆる段階でさまざまなサービスを提供するプラットフォームである。

これをEMSとリンクさせることで制御、管理の状況を「見える化」し、ピーク電力を低減、商用契約電力の削減を図るとともに、各運転モード(ランニングコストの最小化、商用電力量の最小化、CO2排出量の最小化)の効果や、今後導入が高まると予想されるDR(デマンドレスポンス)についても実証を行う。

技術研究所では、2015年の商用電力量を、システム構築前となる2012年比で約20%(1000MWh/年)、CO2排出量についても約20%(450t-CO2/年)削減することをめざしている。

同社は今後、施設の運用を通じて導入効果を実証し、ノウハウを蓄積することで、エネルギーに関するさまざまなニーズに応えていくとしている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

大林組 プレスリリース
http://www.obayashi.co.jp/press/
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