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2015-03-27 12:00

エコ

コスタリカ、全国の電力を再生可能エネルギーのみで発電

コスタリカ
75日間、100%クリーンな発電に成功
中央アメリカ南部のコスタリカでは、今年1月1日から化石燃料による発電を行っていない。3月半ばまでの75日間、100%再生可能エネルギーによる電力供給のみで乗り切っているという。

コスタリカは九州と四国を合わせたほどの面積で、人口は約480万人。全世帯、企業、工場の電力を、再生可能エネルギーによる発電だけでまかなったという偉業を達成し、クリーンエネルギー賛成派の間から賞賛の声があがっている。

コスタリカ国営リカン電力(Rican Electricity Institute)は、
現時点では、2015年は完全に、環境に配慮した電力供給の年と言える。(International Business Timesより)

と発表している。

8割が水力発電 降雨量による変動に懸念も
コスタリカでは、太陽光、風力、水力、地熱、バイオマスによる電力供給を行っている。今年に入ってから十分な雨量に恵まれたため、75日間の電力供給のうち、約80%は水力発電でまかなわれた。

次いで、地熱発電が13%、その他ディーゼル燃料による火力発電、風力発電、太陽光発電などが電力源となっている。

水力発電の割合が上がったため、4月からは電気代が平均12%減少する。現地電力会社は、今年の電気代は約4,000万ドル節約できるとしている。

賞賛の声があがる一方、水力発電への依存を懸念する声もある。降雨量に左右される電力供給は季節や気候による変動が非常に大きく、水力発電だけに頼ることは危険だという意見もあがっている。

(画像:International Business Timesより)


外部リンク

International Business Times
http://www.ibtimes.com
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