2015-04-09 07:00
その他
GWEC、2014年世界の風力発電導入状況を発表

過去最高の導入量 中国が世界の45%を占める
世界風力エネルギー協会(GWEC=グローバル・ウインド・エナジー・カウンシル)は、2014年の世界各国の風力発電産業導入状況を発表した。昨年、新しく設置された風力発電設備は世界で5,147kW。前年と比べ44%増加し、過去最高の導入量となった。
導入量は中国が最も多く、新設が23GW、累積114GWで全体の45%を占める。レポートでは「これは誰も予測しなかった数字」としている。GWECは、2020年には中国の導入量が200GWになると予測している。
新設についてはドイツ、アメリカと続き、200万kWを超えたブラジル、インドが続く。累積についてはアメリカ、ドイツ、スペイン、インドの順となった。
今後も中国、ラテンアメリカを中心に増加の傾向
レポートによれば、アフリカ、アジア、ラテンアメリカでの風力発電設備導入が増加している。しかし、日本の導入量は13万kWに留まっており、パキスタンやフィリピンより低い数字であった。GWECは今年以降も中国、ラテンアメリカを中心に風力発電設備の導入が増加すると予測している。
洋上風力発電設備については、2014年末時点で875万kWであった。同時点で日本の導入量はゼロ。2015年内には福島沖に浮体式洋上風力発電設備が完成する予定となっている。
(画像:GWECウェブサイトより)
外部リンク
GWEC
http://www.gwec.net
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