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2015-04-17 21:00

エコ

兵庫県湯村温泉、地熱エネルギー活用の足湯をオープン

バイナリー発電
温泉水の2次利用を目的にエコな足湯を実現
 兵庫県の湯村温泉で、地熱エネルギーを利用した足湯が開設された。4月10日、お湯はり式が行われ、発電設備なども公開された。

足湯施設は、湯村温泉の日帰り温泉施設「薬師湯」前の交流広場に設置された。同温泉では、昨年より地熱発電の1つであるバイナリー発電を導入。足湯もこの発電方式で過熱している。足湯には、川に放流していた温泉水を2次使用する。

バイナリー発電は高温の源泉を使い、沸点が低い媒体を沸騰させてタービンを回し、発電する。同温泉では、温度差によって発生する「ペルチェ素子」を活用した温度差発電も、併せて導入した。

夜間照明や消雪装置、温泉施設へも電力供給
これらの発電装置は、夜間の屋外照明や冬期の消雪装置への電力供給、また、薬師湯の浴室にも活用する。

設置された足湯は、長さ170センチ、幅40センチ、深さ約50センチの浴槽2基。屋根があり、4人並んで座れる。車椅子に対応するため、段差を低くし、手すりも取り付けられている。

同温泉では、足湯を温泉街の新たな魅力として、観光客や地域住民にアピールしていく意向だ。

(画像:湯村温泉ウェブサイトより)


外部リンク

湯村温泉
http://www.yumura.gr.jp/

湯村温泉ニュース
http://www.yumura.gr.jp/modules
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