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2015-04-30 18:00

電気自動車

EV用ワイヤレス給電装置向け高調波抑制フィルタ開発、日本電業工作

EV用ワイヤレス給電装置
容積比30%減、発熱40K以下を実現
日本電業工作株式会社は、70kHz~90kHz帯で従来品と比較して容積比30%の小型化と、発熱40K以下を実現したEV用ワイヤレス給電装置向け高調波抑制フィルタを開発したことを発表した。

WPTシステムにより組み込みやすくなった
今回開発された高調波抑制フィルタは、2015年度以降に実用化が予定されるワイヤレス電力伝送(以下、WPT)システムの運用時に発生する漏えい電磁波を抑制するフィルタとなっている。

WPTシステムから発生する漏えい電磁波の高調波成分は、近くにある他の電子機器に影響を与える場合があり、WPTシステムを一般家庭や公共施設、屋外駐車場などで使用する場合は電子機器に影響を与えないように送受電の設備が必要とのことだ。

開発された高調波抑制フィルタの特長としては、日本電業工作の従来品と比較して容積比で30%となる小型化を行ったことで、システム機器に組み込みやすくなり、低損失化と低発熱を実現したことで長時間の使用も可能となっている。

日本電業工作では今後、今回の技術を応用した製品を今夏にリリース予定とし、異なる周波数帯の高調波を低減させるフィルタ開発もしていく予定としている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

日本電業工作 プレスリリース(PDF)
http://www.den-gyo.com/news/pdf/20150428.pdf

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