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2017-11-18 22:00

その他

海洋エネルギー発電で新たな技術を開発、実証

タイナビNS
1/7スケールのモデルで予想発電効率を上回る
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」)は11月17日、海洋エネルギー発電の分野で新技術を開発し、長崎湾沖で試験を行ったと発表した。

この事業では2013年から九州工業大学と早稲田大学が基本的な技術開発に臨み、アイム電機工業が発電機を設計、前田建設工業が施行方法を検討し、協和コンサルタンツが事業全体の調整を担当した。

実用化モデルの1/7スケールで発電装置を製作し、10月17日から3日間、長崎湾沖で曳航試験を実施した。試験では装置の安定性を検証するとともに、設計上想定された発電効率を上回る出力を確認した。

相反転する2段のプロペラで発電率を向上させる
従来の発電機では1段のプロペラを用いたが、この事業では互いに反対方向に回転する2段のプロペラを用い、発電効率を向上させ、装置の小型化を可能にした。

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起電圧が高くなるため送電ロスが減り電力制御機器の容量軽減が可能になる。また、相反転で発電機に発生する回転トルクが相殺されるため、支持構造の簡素化などで設置費用の削減も期待できる。

開発チームは今後、今回の試験で得られたデータをもとに、シミュレーション技術を使って発電コストの試算を行う予定だ。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

NEDO リリース
http://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_100873.html

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