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2017-03-31 02:00

その他

「舶用バイナリー発電システム」の海上試験終了

タイナビNS
船のエンジン周辺で発生する廃熱を利用して発電
株式会社神戸製鋼所(以下「神戸製鋼」)は3月28日、「舶用バイナリー発電システム」が海上試験に合格、一般社団法人日本海事協会の認証を取得したと発表した。

このシステムは神戸製鋼が旭海運や三浦工業と2014年から共同開発していたもので、今回の認証を受けて商品PRを始める。販売は2019年度に開始の予定で、神戸製鋼が販売窓口となる。

「舶用バイナリー発電システム」は船舶用エンジンに付属しているターボチャージャーの廃熱を利用した発電機で、この廃熱を利用した発電は船舶用としては世界初のものであるという。エンジン出力7500kW時に125kWの発電が可能で、船舶における廃熱利用の発電量としては最大規模となる。

幅広い船舶で利用できエネルギーを有効活用
システムの特徴は出力5000kWクラス以上のエンジンに対応し、船体構造を切断せずに搬入できることから、就航中の船舶も含めて幅広い船舶への搭載が可能なことにある。また船舶用エンジンは負荷変動が大きいが、低負荷から高負荷まで幅広いレンジでの発電が可能だ。

発電機は船舶の補助電源に活用でき、エネルギーの有効活用に貢献する。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

神戸製鋼 リリース
http://www.kobelco.co.jp/releases/1196608_15541.html

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