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電気自動車などを手がけるアメリカのテスラ社は5月10日、太陽光で発電する屋根タイル「Solar Roof（ソーラー・ルーフ）」の受注を開始した。

同製品は、家の外観を美しく保ちつつ、太陽光を電気に変換。同社の蓄電池「Powerwall」を併用することで、日中に集めたエネルギーをいつでも利用でき、停電時のバックアップ電源にもなり得る。

ソーラー・ルーフは、ソーラータイルと非ソーラータイルの2種類のガラスタイルを使用。地上からの見分けがつかない2種類を組み合わせることで、エネルギー需要に応じて発電量をカスタマイズできる。

また、同製品は強化ガラスで作られ、一般的な屋根タイルに比べて3倍以上の強度を誇る。そのため、永久または家の寿命のいずれか早い方までという業界最長のタイル保証を実現した。電力の出力性能も30年間保証する。

同社によると、家庭の電気代削減により初期費用を回収できるため、同製品は従来の屋根と比較してもコスト競争力があるという。

同製品は2017年中旬から生産開始予定。現在、つや消しの「テクスチャード」と滑らかな「スムース」の2種類の受注を開始しており、2018年からは瓦調の「トスカーナ」と粘板岩調の「スレート」もラインアップに加わる。

（画像はプレスリリースより）

外部リンク

テスラ　プレスリリース
https://www.tesla.com/jp/blog/solar-roof