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2017-08-05 21:00
その他
日立製作所ら、水素サプライチェーンの実証を開始

太陽光発電で水素を製造、合金に貯蔵して配達
株式会社日立製作所(以下「日立製作所」)は8月4日、丸紅株式会社、みやぎ生活協同組合(以下「みやぎ生協」)、宮城県富谷市と共同で、水素サプライチェーンの構築に向けた実証を開始すると発表した。この実証では太陽光発電から得られた電力で水素を製造、水素吸収合金カセットに貯蔵して配達する。利用者はそれぞれカセットを純水素燃料電池に取り付けて水素を取り出し、熱や電力に再変換して利用する。
事業は今年度の環境省採択事業として実施され、成果は2019年度までにまとめられる。
既存システムの活用で低コストの水素供給が可能に
実証ではみやぎ生協が既に物流センターに設置している太陽光発電システムを利用して発電を行い、生協の物流ネットワークを通じて水素エネルギーを他の配達品と一緒に、組合員の家庭や生協の店舗、児童クラブに届ける。このサプライチェーンでは、既存の物流ネットワークを活用することから低コストでの水素エネルギー供給が可能になる。
実証事業の成果は地産地消型のモデルとして全国での応用が可能であり、家庭向けの水素利用の拡大やCO2排出量削減への貢献が期待されている。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
日立製作所 リリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2017/08/0804.html
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