• TOP
  • >
  • NEDOら、100kW規模の海流発電実証試験を終了
2017-08-26 22:00

その他

NEDOら、100kW規模の海流発電実証試験を終了

タイナビNS
鹿児島県十島村口之島沖の黒潮海流領域で
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」)は8月25日、株式会社IHI(以下「IHI」)と共同で行っていた水中浮遊式・海流発電システムの実証試験を完了したと発表した。

実証試験では発電性能と浮体の安全性などが検証された。まず7月25日から7日間の試験で、曳航によって100kWの発電出力を確認した。次に8月12日からの7日間、鹿児島県十島村口之島沖の水深約100mの黒潮海域で発電機の設置・撤去工事などの検証を行った。

水深約30~50mの黒潮の中で実験機「かいりゅう」を浮遊させ自律制御システムで発電機の姿勢や深度を制御、最大30kWの発電出力を確認した。

タイナビNS
世界初の100kW規模の海流発電機を実用化
今回行われた100kW規模の海流発電試験は世界初の試みだが、予想通りの性能が確認された。発電性能、実海域での海流の特性、発電機の設置や除去工事技術など、今後の実用化に必要となるデータも取得された。

NEDOはエネルギーが強くかつ変動が少ない海流エネルギーに、エネルギーセキュリティへの貢献の期待を寄せている。IHIは今回得られたデータを活用して発電機の開発を促進、2020年以降に実現化することを目指している。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

NEDO リリース
http://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_100824.html

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • twitter
  • facebook