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2017-09-30 18:00

その他

東芝がフィルム型太陽光電池で新技術開発に成功

タイナビNS
ペロブスカイト太陽電池で世界最高の変換効率
株式会社東芝(以下「東芝」)は9月25日、ペロブスカイト太陽電池モジュールで世界最高のエネルギー変換効率を達成したと発表した。

現在、太陽電池の主流である結晶シリコン系の電池は、その重量や形態の性質上、設置できる場所が限られている。ペロブスカイトを樹脂フィルム上に塗布印刷して作製した太陽電池はフレキシブルで軽量、壁面などを含め太陽電池の設置場所を飛躍的に拡大することが可能だ。

従来の課題は広い面積で均一なペロブスカイトの多結晶膜を形成することが困難であることだった。東芝は独自の技術でセル特性のばらつきやセル間の抵抗を低減させ、5cmx5cmのモジュールでは世界最高である10.5%を達成した。

さらなる低コスト化、高効率化が期待できる
このモジュールの作成技術は、フレキシブルなフィルム基板を活用しているため、ロール・ツー・ロール方式で大量生産が可能であり、低コスト化実現の可能性がある。

タイナビNS
さらにペロブスカイトは高い変換効率の可能性を秘めていると考えられ、次世代太陽電池として大きな期待が寄せられている。

新技術の開発はNEDOの委託事業の成果であり、9月22日にNEDOの成果報告会で発表された。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

東芝 リリース
http://www.toshiba.co.jp/rdc/detail/1709_02.htm

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