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株式会社ダイヘン（以下「ダイヘン」）は11月1日、電気自動車向けに11kWのワイヤレス充電システムを商品化したと発表した。

ダイヘンはこれまでAGV（無人搬送台車）向けのワイヤレス充電システムを販売してきたが、同社の磁界制御技術、高周波回路設計技術、大電力インバータ技術などを融合して、電気自動車向けの製品を商品化した。新商品「D-Broad EV」は実証試験用として国内外で受注を開始する。

このシステムは世界最高水準のAC入力11kWを実現し、システム効率は92％で、急速かつ安定した充電を可能にする。最大距離250mmでのワイヤレス送受電が可能であり、このシステムを駐車場に装備すれば、ショッピングの間にケーブルをつながず手軽に充電することも可能になる。

新製品はSAE（米国自動車技術会）が電気自動車向けに定めた規格のうち、最大電圧および送受電距離が最も広いクラスに準拠した設計になっており、さまざまな車種への充電で対応できる。

また送受電用コイルの間に金属などの異物が挟まった場合、それらを検知して停止する機能があり、異常発熱などの事故防止も可能になっている。

（画像はプレスリリースより）

外部リンク

ダイヘン　リリース
http://www.daihen.co.jp/newinfo_2017/news_171101.html