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2018-12-19 14:00

その他

三井物産、アルゼンチン南部の風力発電事業に出資参画

タイナビNS
アルゼンチン南部の風力発電事業に出資参画
三井物産株式会社は12月14日、仏エネルギー大手トタル社傘下にある再エネ発電事業会社「Total Eren社」から、アルゼンチン南部で風力発電事業を行う「Vientos Los Hercules S.A.」の株式34%を、投資子会社を通じてこの12月13日に取得したと発表した。これにより、Total Eren社の出資比率は66%となる。

この事業は、ブエノスアイレス南西約1,500kmに位置するサンタクルス州ピコ・トルンカド市付近の350ha敷地に、3.6MWの風車27本による総発電容量97.2MWの風力発電設備を建設するもの。

総事業費は、約220百万米ドル(約250億円)となり、2019年半ばの商業運転開始を予定していて、発電した電力は、アルゼンチン卸電力市場運営会社のCAMMESAに対し、20年間にわたって米ドル建てで売電することとしている。

アルゼンチン政府は、2015年にエネルギーに関する新たな法律を制定し、国内の再エネ供給率を2018年までに8%を、2025年までに20%を達成することを目指している。

事業の着実な達成と円滑な立ち上げに貢献
今回のアルゼンチンでの発電事業は、同社にとって初めてとなり、これまで国内外で培ってきた発電事業の知見を活用することで、同事業の着実な達成と円滑な立ち上げに貢献するとのこと。

なお、今回の株式取得に際して同社は、世界銀行グループの多数国間投資保証機関「MIGA」と政治的リスクおよび非商業的リスクから生じる損失に対する投資保険契約を締結している。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

三井物産株式会社 プレスリリース
https://www.mitsui.com/jp/ja/release/2018/

 
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