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2018-12-19 22:00

その他

NEDOの蓄電池実証事業、米国で電力卸売市場へ

タイナビNS
太陽光発電の大量導入で需給バランスが不安定に
NEDOは12月18日、米国カリフォルニア州におけるレドックスフロー電池(以下「RF電池」)の実証事業が第2段階に入ったと発表した。

カリフォルニアでは太陽光発電の導入が進み、朝夕に急激な需給バランスの変動が起こるなどの問題が顕在化している。解決には短期の周波数調整と長時間の電力のタイムシフトが必要で、RF電池はその両方に適している。

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実証事業は住友電気工業への委託で、2017年からの第1段階ではサンディエゴの電力会社(SDG&E社)の協力を得て蓄電池の基礎特性や信頼性の評価を行った。第2段階ではカリフォルニア州の電力卸売市場に接続し、取引を開始する。

柔軟な運転で収益を最大化する運用方法を検証
RF電池は充放電の深度や回数に制約がなく、短期および長期の電力調整に適しており、長寿命でさらに大型化が可能。

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実証事業の第2段階ではRF電池の特長を生かし複数の取引と組み合わせることで、季節や時間帯に合わせて収益を最大化する運用方法を検証する。

今後は第2段階で得られた知見を現在設計中の蓄電池にも取り入れるとともに、第3段階で総合的にRF電池の経済的な価値の向上を目指す計画だ。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

NEDO リリース
https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101032.html

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