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三菱重工業株式会社は12月14日、同社が出資するMHIヴェスタス（MHI Vestas Offshore Wind A／S）が、英国モレイ・イースト社の進める出力95万kW級洋上風力発電所プロジェクト向けに、9,500kWの洋上風力発電設備V164-9.5MWを100基受注したと発表した。

この発電出力は世界最大となり、MHIヴェスタス設立以来の最大規模の受注となるほか、同時に15年間の長期保守サービス契約も締結したとのこと。

同プロジェクトは、モレイ・イースト社が同国スコットランドの東岸沖合約22kmの北海洋上にて2022年の運転開始を目指して進める英国最大級の洋上風力発電プロジェクトで、約95万世帯分の電力を供給する計画となる。

なおモレイ・イースト社は、スペインの再エネ事業会社EDPR社（EDP Renewables）、英国法人Diamond Green Limited社（三菱商事グループ、関西電力グループ、三菱UFJグループが出資）、およびフランスの総合エネルギー企業であるENGIE社の3社による合弁会社となる。

MHIヴェスタスは、今回の受注に対応し建設場所に近いクロマティー湾の一角にて、出荷に向けた仮組み立て拠点を開設するほか、同社の持つワイト島ブレード工場での生産を予定しており、この一連業務により英国での地元雇用の創出が見込まれている。

これまでに納入した分と今後の納入予定分を合わせた発電設備容量は8GW超となり、同社は今回の受注を機に一層の受注拡大を図り、再エネの普及を通じ地球環境負荷低減に貢献していくとしている。

（画像はプレスリリースより）

外部リンク

三菱重工業株式会社　プレスリリース
https://www.mhi.com/jp/news/story/181214.html