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2018-08-23 21:00

その他

三菱マテリアル、食品廃棄物利用のバイオガス事業へ

タイナビNS
食品廃棄物をメタン発酵させバイオガス化・発電
三菱マテリアル株式会社(以下「三菱マテリアル」)は8月22日、食品廃棄物のバイオガス事業を目的とした「ニューエナジーふじみ野株式会社」を5月30日に設立したと発表した。

新会社は埼玉県の富士見市、ふじみ野市、美芳町が構成する入間東部地区事務組合の敷地を利用する。事業では食品廃棄物を1日約40トン処理してバイオガス化し、発電で得た電力を販売する。

2018年度に設計や許認可の手続きおよび土地賃貸借契約などを整え、2019年度にプラント建設工事を開始し、2020年4月に営業運転開始を予定している。

年間1600万トンのリサイクル率はわずか2~3割
日本国内における廃棄物の最終処分場は残り約15年分といわれ、新設も難しい。そのうち年間約1600万トン発生する食品廃棄物は、現在2~3割しかリサイクルされていない。

食品廃棄物をメタン発酵させるバイオガス化は、焼却廃棄物の削減や地球温暖化防止などの観点から、近年注目されているリサイクル技術だ。

三菱マテリアルは2015年からバイオガス化の実証試験を実施し、事業化に向けた検討を進めてきた。今回の事業は環境負荷の低減に大きく貢献するだけでなく、民間事業と地方自治体の連携の観点からも、新たな事業モデルになる可能性を秘めている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

三菱マテリアル リリース
http://www.mmc.co.jp/

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