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2019-11-03 02:00

その他

サンデン、電気自動車向け熱マネジメントシステムを日本電産と共同で開発

タイナビNS
モーターの排熱と空調システムを統合制御
サンデンホールディングス株式会社(以下「サンデン」)は、2019年10月30日、電気自動車向け熱マネジメントシステムの開発を、日本電産株式会社と共同で開発すると発表した。

サンデンは、空調システムを主軸として事業を展開している企業。熱マネジメントシステムの開発では、電気自動車の航続距離向上を図るべく、モーターの排熱と空調システムの統合的な制御が図られる。

カーエアコンを供給しているサンデン
サンデンは、世界中の自動車メーカーや建機・農機メーカーに対して、カーエアコンシステム製品を供給している。また、自動車の電動化に対応した商品として、電動コンプレッサ―やヒートポンプシステムなども市場へ投入。地球環境保全と自動車産業の発展に貢献している。

同社は2019年4月、中期経営計画『SCOPE2023』を策定した。2024年3月を最終年度とする同計画において同社は、環境と快適が調和する豊かな社会の実現を企図。製品開発を通じて培ってきた「冷やす・あたためる」の技術をベースとして、常に時代のニーズを先取りする形で挑戦と改革を続けるとしている。

電気自動車の航続距離に大きく影響する、空調
電気自動車向け熱マネジメントシステム開発もまた、『SCOPE2023』の一環として開始されたもの。

空調などの電装品の使用は、電気自動車では航続距離に大きく影響する。そのため今回の開発では、サンデンの空調知見と日本電産のトラクションモーターとインバーター知見を融合し、空調と駆動装置の統合的な熱マネジメントシステムの実現が目指される。

なお同システムは、2022年の発売が目標とされている。

(画像はサンデンの公式ホームページより)


外部リンク

日本電産と電気自動車向け 熱マネジメントシステムの共同開発を開始 - サンデンホールディングス株式会社
https://www.sanden.co.jp/topics/2019/1030.html

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