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2010-03-22 23:00

その他

経年美化するいぶし銀家具をレンタルで、大正家具オープン

eco
古家具市場はこれから
古材ビジネスを手がける「古材倉庫」が、解体現場などから出る古家具のレンタル・フランチャイズ「大正家具」を立ち上げ、3年間で80店舗を目指して展開する。

同社はこれまで古材を住宅・店舗等へ再利用する事業を手がけてきたが、今後は家具、古道具等へも間口を広げ、店舗展開していく見通しだ。

ここ数年、住宅の分野では「古民家」の価値が見直され、積極的にその素材の再利用が図られるようにはなってきた。
福田政権時代に200年住宅構想が提示されたこともあり、強弱の差はあっても古材の再利用には追い風だったに違いない。
ただ「古材市場」と呼べるものがあるかといえば、一般的な認知は未だ低いというのが現実だ。

同様にその価値の見極め、認知が難しい「古家具」「古道具」。
同社は古家具をメンテナンスし、レンタル市場に乗せる。



所有から使用へ
TVの影響もあってか、「古い物」が見直されつつある現代だが、手間を惜しまずに作られた道具、家具の価値は経年美化と言えそうな味わいを増す。その素材から技に至るまで、再生産・工場生産できない一点物。

これらの価値ある家具をその目で見てもらおうと、同社では店舗を伴った販売を行う。料金は全国統一価格だ。レンタル料金は商品価格の5%(1ヶ月)。当初は価格の30%相当の保証金が必要だが、これは契約終了時に全額返金される。

「環境」という追い風もあって、必要以上に物を持たないという動きが広がりを見せつつあり、買わなくても価値ある物を身近に使うことが出来るとなれば、店舗用など以外にも利用の幅は広そうだ。言わば「三法一両得」といったところ?

                  (編集部 環境草紙)


外部リンク

大正家具HP
http://www.taisyokagu.com/
プレスリリース
http://www.kentei-news.com/release_54721_1.html
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