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環境省支援による不動産向け融資の第１号となったヒューリック株式会社が、2020年度までにCO2の総排出量を25％削減すると発表した。これは政府宣言を受けて策定されたもの。

具体的には、新規はもちろん建替案件に様々な省エネ、環境性能を取り込んでいくことが策定されており、10年間で40棟の建替プランを策定し、1990年対比で（原単位ではなく）CO2総排出量を25％削減するとした。

この数字は第三者審査機関である株式会社日本スマートエナジーより、第三者認定証を受けているということだ。
同社では新築物件に環境性能を取り入れていくのはもちろん、所有する既存物件について積極的に建替え、それに伴って手を入れていくとした。同社によれば、これは所有の３分の１に当たり、10年という時間を割り当てて実施していく。

これには所有するビルの大半は中規模「オフィスビル」であるという点も関係するようだ。大規模な商業ビルよりもコントロールしやすく、またエネルギー消費そのものも少なくて済むという利点があるという。

「オフィスビル」の場合、エネルギー消費が大きいのは空調と照明で、ここに自然エネルギーを採用していくことで大きなエネルギー効率化が促進できるという。
同社ではMITと共同で研究プロジェクトを進めており、その成果をCO2削減計画に還元していきたいとしている。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　（編集部　環境草紙）

外部リンク

ヒューリック株式会社
http://www.hulic.co.jp/

ニュースリリース
http://eir.eol.co.jp/EIR/View.aspx?cat=tdnet&sid=782984