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環境省は、温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」（GOSAT）の観測データを英国政府に提供を開始したと発表した。

提供されたのは、アイスランドの火山噴火及び噴煙に関わる観測データで、英国政府から外務省に依頼があったもの。

アイスランドでは、4月14日と17日の大規模な噴火による噴煙が欧州の広範な範囲に広がったため、欧州各国で民間旅客機の運休、空港の閉鎖等の対策がとられ、その影響は世界各国に広がった。

「いぶき」は、地球全体を3日毎に撮影しており、 4月15日以降に撮影された画像にアイスランドから欧州に広がる噴煙の様子や、4月17日の大規模な噴火の様子も撮影されていた。

英国政府は、火山灰の噴煙の状況確認並びに予測モデルの検証に用いるために「いぶき」の観測データの提供を外務省に依頼、4月15日以降の欧州地域の観測データについて、画像処理並びに地図投影を施した形で提供を開始することとなった。画像データの提供は今月いっぱい実施する予定。

外部リンク

環境省　報道発表資料
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=12435