エネクトニュース

科学雑誌「サイエンティフィックジャーナル　ネイチャートゥデイ」の中で、先進諸国が温暖化阻止に対する具体的な対策を打ち出さないと、2020年までに3度以上の温暖化が進むと警告した。

NZヘラルドによると、雑誌の中でニュージーランドの気候科学者たちが、これまでの気候変化のリポートを報告し、地球が急激に温暖化していることを示唆しているという。そして、この事態を認識し先進国のリーダーたちが大規模な改革に乗り出すことを期待しているようだ。ただ、先進国が一丸となって対策を講じても、2度上昇をぎりぎりとどめられるにすぎないと、悲観的な見方もしている。

研究報告によると、地球温暖化対策最高議会であるコペンハーゲン会議では、2020年までに排ガス規制を1990年レベルから6.5%の上昇または15.6%減少にとどめるように発表されているが、現時点では、2度上昇に抑えるためにはその規制をはるかに上回る25~40%の減少が必要だという。

なお、すでに100以上の国が2度以下の上昇に食い止めることに同意している。グリーンハウスガスと呼ばれる地球に温室効果をもたらすガスを減らすように、各国が力を合わせることが望まれる。

編集部　青空ひなた

外部リンク

NZヘラルド
http://www.nzherald.co.nz/environment/news/article.