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2010-05-17 13:00
その他
科学者ら、BPの発表に強い不信感

高度な調査テクニック拒否
4月20日に起きたメキシコ湾沖石油採掘リグ爆発によって流出した石油量は、一日につき5000バレルだという予測が事故当時発表された。しかし、科学者らの研究調査によると、実際にははるかに大量の石油が海に流れ出しているという。しかしながら、BP側は科学者側が推薦する事故調査のために有効な、より高度で専門的な科学テクニックの利用を拒んでいるという。「それを利用すれば、正確な数値が割り出せる可能性が極めて高いのになぜ?」と科学者は不信感を募らせている。
爆発時の生々しい映像が世間で公表されたため、BP側への非難は強まる一方だが、BP側は「正確な数値を出すのは不可能」とかたくなに科学者の要請を断り続けているらしい。
想定量の4~5倍
ちなみに、5000バレルという数値を最初に提示したのはシアトルにある政府の科学研究所だという。ただ、その方法はこのような巨大規模の事故には適していないといわれている。フロリダ州立大学に籍を置く石油流失研究の専門家ノイーアン・マクドナルド氏によると、実際の流出量は政府発表の4~5倍は想定されると述べている。そして、政府に調査テクニックがないのであれば、外からの助けを受けるべきだと批判している。
編集部 青空ひなた
外部リンク
Size of Oil Spill in Gulf Underestimated, Scientists Say
http://www.nytimes.com/2010/05/14/us/14oil.html
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