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2010-05-16 13:00
その他
環境破壊のお値段、請求書は誰に?(米)

被害総額・・・無限大
4月20日に爆発炎上し、11人の犠牲者を出したメキシコ湾沖の石油採掘リグ事故。石油を食い止めるための数々の試みがなされているが、その被害は拡大するばかりだ。そんな中でもっとも気になるのが、被害総額とその支払い主だろう。1990年に制定された法律によると、BPに支払い義務があるのは間違いないようだ。そして、アナダルコ・ペトロニアムとマツイ・エクスプロレィションは合わせて35%をリースしており、その分の請求がいくことになるというのが基本だという。
この3社には、自然破壊における今後の被害を永久的に支払い続ける義務があり、漁業や観光業での損失7500万ドルも課せられる。
ただ、石油会社による「いざという時」のためトラストファンドに税金の積み立て金があり、合計10億ドルだと計算されており、結局はそれで支払いされるだろうということだ。
BP、真摯な態度
なお、現時点でBPには約6414のクレームが寄せられており、その大半が漁業関係者だという。そして、BP側がすべてのクレームを受理し、すでに250万ドルほどの金額が支払われているという。編集部 青空ひなた
外部リンク
The Price and Who Pays
http://www.nytimes.com/2010/05/13/us/13q-n-a.html
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