エネクトニュース

米国ペンシルバニア大学の研究チームが、2012年3月5日に新しいタイプのエネルギー源を発表したとecologie.TVが報じた。

同大学は、排水を利用し、微生物燃料電池と逆電気透析の2つの技術を組み合わせて電気を生み出すことに成功した。
ドイツ人研究者により発明された微生物燃料電池とは、バクテリアが有機物を分解する際に生み出す電子を使用したバイオ電池である。

逆電気透析は、淡水と海水の間に置いた膜を陽イオンまたは陰イオンが通り抜けることにより電気を生み出すシステムである。

両者とも供給できる電気量が限られていたことから、これまで有効的ではないとされていた。
ペンシルバニア大学の研究チームは、2つの技術を組み合わせ、それぞれの欠点を補うことで、1キロの有機物に対し0.94キロワットの電力を供給することに成功した。

新エネルギー源は、現在の所試験段階にあるが、未来のエネルギーとして期待が集まっている。

外部リンク

ペンシルバニア大学
http://www.upenn.edu/

排水が近々エネルギー源となる　ecologie.TV
http://www.ecologie.tv/energies-renouvelables/l-eau-de-nos-egouts-pourrait-devenir-bientot-une-source-d-energie-3880-3880.html