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2010-08-09 11:00

その他

廃水からエネルギーを~大阪ガスと月島環境エンジニアリング、実証試験開始へ

国内初
大阪ガス株式会社(以下、大阪ガス)、および月島環境エンジニアリング株式会社(以下、月島環境エンジニアリング)は、エネルギー創出型廃水処理プロセス(以下、本プロセス)の商品化に向け、国内で初めて、パイロットプラント(ルネサス関西セミコンダクタ株式会社滋賀工場に設置)による実証試験を開始している。

本プロセスでは、ニッケルを特殊処理した触媒に高温・高圧となった廃水を通過させることにより、廃水中の有機物が高速で分解処理される。同時に、その処理過程で創出されるメタンを主成分とする可燃性ガスを工場内でボイラー等の燃料として有効利用することが可能となる。

その結果、重油などの燃料を用いた燃焼処理に比べて、CO2排出量を約110%削減し、廃水処理コストを約40%削減することができるといわれている。

メタンガスのような天然ガス利用は、上記以外にも都市ガスや発電所の燃料や、燃料電池の水素をつくる際に用いられるケースも増えている。

化石燃料の枯渇が現実問題として横たわるいまこそ、自然エネルギーへの切り替えは急務といえよう。さまざまなプロセスの見直しには、「もったいない」の気持ちが大切だ。

外部リンク

大阪ガス株式会社
月島環境エンジニアリング株式会社
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