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2010-12-09 20:30

その他

明年からスタンドで非溶剤の水系塗料を

ガソリンスタンド
新年から新規の取り組み
出光興産株式会社は6日、系列のサービスステーション(以下SS)の塗装に使用する塗料を、環境配慮型の商品へと切り替えていくことを発表した。2011年1月から開始する予定。

対象は全国約4,200か所のSSで、今回新しく使用することになったのが、出光テクノファイン株式会社(以下テクノファイン社)の新商品「KMコート」。

  ※ 画像はイメージ
KMコートとは
KMコートはテクノファイン社が、環境対策を基本コンセプトに掲げて開発したもので、従来までSSで使用していた塩ビ溶剤系塗料ではなく、新たに非溶剤の水系防かび塗料となった。これによって、SSでの塗装件数1,000か所あたり、220tの揮発性有機化合物の排出量が削減される。

加えて同商品は、テクノファイン社の特殊技術により、溶剤系塗料並みの速乾性能を有することに成功。さらに「コーキンマスター」という抗菌防かび剤を配合したことにより、黒こうじかび、黒酵母かび他多数のかびを抑制。洗車機の周りのような湿気の多い場所でも美観維持を期待できるという。

出光興産は今回の発表にあたり、下記のようなコメントを発表している。

当社では2008年度から、系列SSのサインポール照明をLED照明に切り替えるなど、SSの省資源、省電力化を推進してきました。今後も引き続き、環境負荷物質の低減対策を強化してまいります。

編集部  宗近 明


外部リンク

出光興産
http://www.idemitsu.co.jp/index.html

出光興産ニュースリリース:
『環境対応型塗料の採用によりサービスステーションのVOCを削減します』
http://www.idemitsu.co.jp/company/information/news/2010/101206.html
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