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2011-06-11 13:00

その他

“節電を極める家”をめざす「シャープ・エコハウス」実証実験を開始

省エネ
”節電を極める家” シャープ・エコハウス
シャープは、家庭における電力負荷ゼロを目指す“節電を極める家”「シャープ・エコハウス」を、グリーンフロント堺内に完成させたことを発表した。今月より、このエコハウスで、電力消費の最小化と住空間の快適性の両立に向けた技術の実証実験を開始する。

省エネ家電導入、電力も見える化
「エコハウス」には、シャープの最新の省エネ家電を導入している。これらをHEMS(Home Energy Management System)でネットワーク化し、液晶テレビAQUOS等で各家電機器の電力消費が確認できるようになる。このように、「電力の見える化」を可能にすることで、節電意識の向上につながるとされている。また、LED照明の導入のみならず、LED光の調光・調色を利用した快適性についても実証実験を行う。

そのほか、HEMSを用いて、太陽電池・蓄電池の電力と家電機器の消費電力量を最適制御する技術の実験も行う。
最先端の技術検証も
太陽電池で発電したエネルギーを交流に変換せずに直流のまま家庭内で利用する直流給電やDC家電(直流電力で動作する家電機器)の検証行っていくことが発表されている。また、インテリジェントパワーコンディショナと連携して電気自動車用バッテリーを家庭用の蓄電池として利用するなど、最先端の試みなども行っていく。

シャープによると、これらの実証実験を通して取得したデータを、将来の家電機器の実用化に活用し、エネルギーソリューション事業を拡大していくとのことである。

■「エコハウス」の概要
 建築概要:木造2階建 延べ床面積 271.24平方メートル
      (1階:174.05平方メートル、2階:97.19平方メートル)
 主な導入設備:
  ・太陽光発電システム(9kW、多結晶型太陽電池モジュール)
  ・センサー連動のLED照明
  ・HEMSで制御する省エネ家電、次世代DC家電機器
  ・蓄電池(8kWh、リチウムイオン蓄電池)
  ・インテリジェントパワーコンディショナ(電気自動車と連携) など


外部リンク

シャープ株式会社 ニュースリリース
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/110608-a.html

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